物件の探し方とは？　初心者でも失敗しない方法はある？

【不動産ポータルサイトで探す】
一番手軽に情報収集しやすいのは、不動産ポータルサイトを利用することです。既にご存じの方もいるかと思いますが、不動産ポータルサイトとは複数の不動産業者がサイトに登録し、それぞれが所有・仲介している不動産を公開しています。全員が見ることのできるものですので、人気のある物件は出てすぐに売れてしまうなんてこともありますが、無料でできる情報収集の場としては非常に優秀です。

【不動産会社を介して探す】
不動産投資が初めての方であれば、相談等も兼ねて不動産会社を介して紹介してもらうと探しやすいです。投資プランを不動産会社の担当と共有することで、自分の求めている物件を紹介してもらえます。また場合によってはポータルサイトに載る前の物件などを紹介してもらえることもあり、物件を購入することも考えると非常に効率的に探すことができます。

【競売物件で探す】
競売物件は物件所有者の返済が滞り、地方裁判所が差し押さえた物件のことです。相場よりも安く購入できるメリットがありますが、内覧ができず契約解除ができない条件のため、投資目線で考えると難しい部分があります。そのため不動産投資初心者にはあまりオススメできない方法ではありますが、情報収集という意味では見ておくのも無駄にはなりません。

【投資のゴールを明確にしておく】
投資のゴールが曖昧だと、物件をどのくらいの間保有して売却するのか、あるいはずっと保有しておくのかなどの計画が立てられず、購入する物件を絞ることもできません。どんな物件が世の中に出ているのか程度の情報収集であれば問題ありませんが、購入をしてその先の利益を目的としている場合、投資のゴールを決めておくことは非常に重要です。

【不動産会社の持っている資格を確認する】
何となく通り過ぎたから入って決めてしまう、不動産会社なら担当もプロだろうから信じてもいいだろう、という考え方が一番危険です。いくらプロを名乗っていても、実は知識が伴っていなかった、高利回りと言っていたのに蓋を開けたら赤字垂れ流し物件だった、なんてこともよくある話です。これは不動産業者が嘘をついているわけではなく、ただ単に知識がなく発生してしまうことです。オススメは会社の主要人物が「CPM（米国不動産経営管理士）」を保有しているかどうか、を確認することです。この資格は不動産投資の中でもプロが持っている資格で、投資の知識が十分にあることの証明となります。

【自分でも知識を持っておく】
投資において利益を生み出すために最善なことは、自分の知識を高めることです。もちろん誰でも最初は初心者ですが、情報収集や投資の勉強を放棄してしまうと、知識のない不動産会社の担当者に流されてしまって判断を間違えてしまう、なんてこともあります。

SNSが発達していることにより、気軽に有名投資家の情報を得ることもできる時代です。そのため有名投資家の発信した情報や、いい物件の話を聞いて「羨ましい！」と思われる方もいらっしゃるかと思います。また出来る限り早く結果を出したいがために、有名投資家の方法をそのまま真似している、なんて方もいるかもしれません。しかしここで注意しなければいけないのは、初心者と有名投資家では実績が違うという点です。長年の経験で交渉術に長けている投資家だからこそ手に入る物件、というものも実際には存在します。物件の出会いはタイミングもありますが、最初から背伸びをせず自分に無理のない投資を行うようにしましょう。そうすれば投資家として成長した時に、初心者の時にはなかったチャンスが巡ってくる可能性も高まります。